【コラム】カタール訪問記(2)

 代表理事による不定期連載です。いつまで続くのかわかりませんが、カタールW杯が始まるまでには終了しようと思っています。よろしくお願いします。

フットボールシンポジウム

 シンポジウムですが、写真にあるような内容になっています。全部で4つのセッションがあり、選手の健康管理や膝前十字靭帯損傷についてなどがありました。

 さらに、それぞれのセッションで5-7名程度のシンポジストが発言します。なので、全部で30名程度のシンポジストの発言を聞くことになります。

 コロナ禍でオンラインの研修会などが多い中、対面形式でのシンポジウム、また11月にワールドカップを控えている、カタール・ドーハでの開催、また一度行ってみたかったAspetarでの開催ということもあり、躊躇せずに申し込みました。

出発まで

 とは言え、出発までは準備も色々必要でした。

 まずは、パスポートの期限が切れてしまったので再取得が必要でしたが、大阪のパスポートセンターは比較的混雑しておらず、スムーズに取得する事ができました。

 また、各国の入国前準備やワクチン接種状況の確認なども必要です。カタールは外務省や大使館のHPを確認したところ、ワクチンの3回接種とその証明書が必要でした。

 

 さらに、出国48時間前のPCRもしくは24時間前の抗原検査の医療機関での施行証明が必要です。ですが、帰国前の検査は不要です。(これについては11/1以降不要となったそうです→海外安全ホームページ)

 ワクチン以外ですと、航空機のeチケットやカタールでの滞在先・ホテルの予約書も必要で、日本出国やカタール入国時には適宜提示するよう言われます。

 さらに重要なものが、「EHTERAZ」と呼ばれるカタール国内で使用するアプリで、カタール国の公衆衛生省が管理する公式アプリで新型コロナウイルス感染症の感染者等との接触追跡アプリとなっています。

 メトロや様々な施設に入場する際に携帯電話のアプリ表示などでの提示が必要で、バーコードが緑であることが必要とされます。

 アプリの携帯電話へのダウンロードは必須です。そして、アプリ内からの各種証明書のアップロードをし、日本出国前に入国の承認を受ける事が必要になります。入国承認は期限がありますので(10月現在は3日前までに承認が必要)、早めの準備をしておく必要があります。

 新型コロナウイルス感染者とのいわゆる濃厚接触が無い状態ですと、写真のように緑色のバーコードとなります。これが状態により色が変化していくそうです。今回は色の変化はありませんでした(11.9現在)。

 またカタールから日本への帰国前にはMy SOSアプリをダウンロードして、同様の入力をしておく必要があります。

 新型コロウイルスに関わる必要な対応は概ね以上になります。マスク着用については国内はかなり緩和されており、メトロ以外では着用を言われるところはほぼありませんでした。

その他

・通貨:カタール リヤル(CAR)が流通しております。1CAR = 50円ほどでした。ですが、たった数ヶ月前までは40円ほどでしたので、短期間での円安の影響があると思われます。紙幣のみで全て事足りますし、クレジットカードの使用もほぼ全ての店で可能でした。電子マネーについては使用しておりません。

・文化:イスラム文化であるため、礼拝所が街中によく見られるのと女性はヒジャブをつけている方も多いです。SNSへの掲載目的の撮影については気をつけてください。また、毎週金曜日は午前が礼拝のため、メトロは止まっています。金曜日のみ始発が14時ですのでご注意を。(詳細は次回に)


 以上、長くなりましたが出発までの準備などについて述べました。このペースでワールドカップ開始までに連載が終わるのでしょうか・・・以降お楽しみに。(続く)