【コラム】カタール訪問記(6)

当協会代表理事のカタール訪問不定期連載(ホントに不定期です!)も今回で6回目になります。

今回はいよいよ、目的であるシンポジウムについてです。

過去の訪問記はコチラから

訪問記(1)訪問記(2)訪問記(3)訪問記(4)訪問記(5)

Aspire zone

Aspire zoneと呼ばれるエリア

 今回シンポジウムが開催されるのはAspire academyですが、ホテルや競技場など様々な施設を含むこの一帯をAspire zoneと言います。(リンクはコチラ)

 ドーハの中心部より西側にありますが、メトロを利用すればSport cityもしくはAl Aziziyahから歩いて10分足らずで到着します。

 写真では黄色の路線になります。Khalifa Intl. Stadiumと書かれているあたりですね。

 スタジアム周囲の写真は前回のコラムで掲載しているので、ここではカットします。他の写真はこんな感じです。

Aspire academy

 Aspire zoneを歩くと右手にカリファ国際スタジアムが、そしてそのやや左手にトーチ・ドーハが、そしてその奥に有名なAspire Hospitalがあります。

 その前を通りしばらく西側に向けて歩くと、Aspire academyが見えてきます。

 非常に綺麗な建物です。

 中に入るとカタール国旗が出迎えてくれました。

 建物内はこの写真のようなピッチやマシントレーニングエリアなどがあり、選手がいつでも屋内でトレーニングできるようになっていました。

シンポジウム

 会場はこのように、ステージがあり向かって左側に演者台がありました。

 演者がスピーチすると、現地とオンラインで参加している人たちに向けてメッセージが発せられます。

 シンポジウムは4部制で、それぞれ定期的な選手の健康面の評価、輝く星(育成選手)のために行なっている健康面やパフォーマンスの促進について、大きなスポーツイベントにおける、アスリートへの医療提供、そして前十字靭帯損傷に対する多角的アプローチ、というテーマでそれぞれ演者が5-7名ほど登壇し、各々が講演をしました。

 セッションの最後にはディスカッションの時間があり、会場やオンライン参加者からの質問に皆さんが答えていました。

 また2回のコーヒーブレイクとお昼はランチブレイクもあり、現地の食事を摂る事ができました。

 豚肉がダメなので、鶏肉が多かったですね。

 後は豆料理も多く、しっかりタンパク質を摂取する事ができました。

 最後のセッションでは、1ヶ月後に迫ったワールドカップの話題もあり、楽しく聞く事ができました。

 シンポジウムも終了し、外に出ると既に真っ暗でした。

 トーチ・ドーハの壁面映像が非常に綺麗で、大胆な側面の使い方だと思いました。

 1日はあっという間でしたが、本当に色々な分野で活動する、色々な職種の方々がチームとなって行なっている医療サポートは非常に素晴らしく、そういう方々の講演も非常に楽しく聞く事ができました。

 もちろん日本でもJISSなどがありますが、Aspetarはこういうシンポジウムだけでなく、SNSや論文などでも多方面に貢献しており、本当に素晴らしい施設だと思いました。

 今回のコラムはここまで。

 次回はいよいよ最終回で、グルメなどの情報について述べます。お楽しみに。